学校農園住民がサポート 南ア・芦安 栽培協力、夏休みに管理

子どもたちと一緒に学校農園で苗を植えるサポーターら=南アルプス市芦安安通
南アルプス市芦安地区の住民でつくる「芦安小中学校学校応援団」のメンバーが、芦安小中の学校農園の管理を担う「農園サポーター」として活躍している。野菜の栽培をサポートし、夏休み中は児童生徒や教職員に代わり畑の管理を担うなどしている。
8日朝、芦安小中に隣接する学校農園に、サポーター8人と児童生徒、教職員が集まってきた。サポーターが「マルチから出ている草を抜いてね」と呼びかけ、児童と一緒に草を取った。トウモロコシやキュウリの苗が入ったポットをサポーターから受け取り、植え方を聞く児童もいた。
サポーターとして活動するのは、地区内外で農業経験のある住民や在校生の保護者ら12人。小中学校では毎年学校農園でサツマイモを栽培していたが、一昨年に収量が落ち、昨年は栽培を見送っていた。栽培の再開に当たり、地域の農業経験者の力を借りようと、芦安地域支えあい協議体代表に協力を依頼。保護者らにも参加を呼びかけ、4月に農園サポーターを組織した。
メンバーは4月に獣害対策の柵の修理や畝作りをし、児童生徒と一緒にサツマイモの苗を植え、草取りや水やりをしてきた。夏休み中の農園管理も担い、同校は「農業資材の準備などを含めサポーターの知識と経験はありがたい。教員の負担軽減にもつながっている」と感謝する。
(山梨日日新聞 2025年9月25日掲載)