2011.7.07 News / 登山 / 山小屋 /

南ア・北岳 北沢駒仙小屋建て替えへ 老朽化 市が検討委設置

 南アルプス市は、老朽化が問題になっている南アルプス・北岳の北側に位置する北沢駒仙小屋を解体し、新たな小屋の建設工事に着手する。80年以上前に建てられた小屋は2009年度に実施した木造住宅耐震診断で「倒壊の危険がある」との診断結果が出ていて、市は工事実施に向けて建設検討委を立ち上げた。

 市観光商工課によると、小屋は1930年に北沢峠周辺の開拓者として知られる竹沢長衛が建設し、96年に旧芦安村に譲渡された。合併後は市が直営し、06年からNPO芦安ファンクラブに管理を委託している。

 小屋の延べ床面積は約230平方メートルで収容人数は60人だが、現在は老朽化や耐震基準を満たしていないことから小屋の規模を縮小し、40人ほどの収容人数になっている。年間約7千人が利用しているが、個室などの設備がないため登山客の細かいニーズに対応できない状況という。

 小屋は南アルプスへの登山者の拠点となっていて、「早急な耐震工事が必要になっている」(同課)という。市は6月定例会に関連予算約860万円を盛り込んだ一般会計補正予算を提出し、可決されている。

 市は5日、山岳関係者や市職員ら10人で構成する「北沢駒仙小屋建設検討委員会」を発足。今後4回の会合を開き、工事のスケジュールや具体的な小屋の設備について協議していく。

 【写真】改修工事を行う北沢駒仙小屋

 (2011年7月7日付 山梨日日新聞)
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