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南アルプス山岳観光予約システムを運営する「南アルプスゲートウェイ」(南アルプス市芦安芦倉)は、山小屋利用者のキャンセル時の返金額を南アルプスの環境保全などに役立てる寄付制度を始めた。「少額のキャンセル料を寄付したい」との登山者の声などを受けて企画した。 同社は広河原山荘、北岳山荘など南アルプス市内の三つの山小屋の予約、決済を管理する「南ぷすリザーブ」を運営。これまで、同市の夜叉神峠で山歩きをしながらごみ拾いをするクリーンアップ作戦や、同市の高尾穂見神社の夜祭りの日に古道を歩くツアーなどを開き、環境保全や文化継承にも取り組んできた。 寄付制度は、自己都合や悪天候などで山小屋利用をキャンセルする際、千円以下の返金を伴う場合は、クリーンアップ作戦などの活動費用として寄付することができる。 「南ぷすリザーブ」のホームページで予約時、チェックボックスで寄付することを登録すると、キャンセル時は申請不要で寄付できる。
(山梨日日新聞 2025年6月5日掲載)