夜のイチゴ狩り好評 南アの農園熱中症防止、電飾で幻想的

イチゴ農園「アグベリー」で夜のイチゴ狩りを楽しむ来場者=南アルプス市西南湖
ブドウ生産や輸出業などを手がける「アグベル」(甲州市塩山上於曽)のイチゴ農園「アグベリー」(南アルプス市西南湖)は、夜間に農園を開く「ナイトいちご狩り」を始めた。3月下旬以降、日中のハウス内の温度が高温になり、来場者の熱中症のリスクがあることから、快適に過ごせる夕方以降にも農園をオープン。イチゴ狩りの新たな楽しみ方を提案し、来場者からは「夜も雰囲気が新鮮で面白い」と好評だ。
農園責任者の木下晴登さんによると、例年3月下旬~4月ごろにはハウス内の日中の温度が30度以上になる日もある。夕方にはハウス内の温度が20度前後となり、イチゴの成長を促す電照設備もともることから、4月からナイトいちご狩りを始めた。来場者にランタンや懐中電灯を貸し出し、イチゴやハート形のカラフルな電飾なども設置した。
農園では「あきひめ」「紅ほっぺ」など4種類を栽培。ナイトいちご狩りは毎週金、土、日曜日の午後6~8時で要予約。営業期間は6月下旬までを予定している。
イチゴ農園「アグベリー」で夜のイチゴ狩りを楽しむ来場者=南アルプス市西南湖
(山梨日日新聞 2025年5月16日掲載)