南ア・広河原で開山祭 山の神々に安全祈る

 北岳など3000メートル級の山々が連なる南アルプスの夏山シーズンが幕開けした。南アルプス市と市観光協会は27日、登山口の拠点・広河原で開山祭を開き、「蔓払い」の儀式を行って登山者の安全を祈った。

 開山祭には関係者約150人が参加。地元住民の代表が背負子やみのといった明治時代の山の案内役に扮し、山の神々に登山者の安全を祈願。豊かな自然を後世に残すことを宣言した後、組み上げた蔓をおので切り開いた。

 地元芦安中生徒による「北岳の歌」の合唱や夜叉神太鼓の演奏もあり、祭りの後には手打ちそばや同市特産の桃が振る舞われた。南アルプスの北岳だけに咲くというキタダケソウの観察会もあり、参加する登山愛好家が北岳に登った。

【写真右】蔓はらいでは山の案内人に扮した地元住民がくみ上げた蔓をおので切り開いた
【写真下左】安全登山を祈って蔓の門をくぐる来場者
【写真下右】手打ちそばも振る舞われた=いずれも南アルプス・広河原

(2009年6月28日付 山梨日日新聞)

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