2022.5.29 News /

ウェストンの足跡を山岳連盟顧問が解説

 日本の近代登山の父として知られ、「南アルプス」の名付け親でもある英国人宣教師ウォルター・ウェストン(1861~1940年)について学ぶ講演会が28日、南アルプス市櫛形生涯学習センターで開かれた。

 県山岳連盟顧問の内藤順造さんが講師を務め、南アルプスの古道、ウェストンの南アルプス登山の記録や地域住民との交流、登山の近代化の流れなどを説明した=写真。内藤さんは「現代の登山者が抱く自然の雄大さへの愛着や目標達成の喜び、仲間を思いやる心の育成はウェストンの精神に通ずる」と解説した。

 講演会は市ふるさと人物室で開催中のウェストンの企画展に関連して実施。市内外から約80人が参加した。

(山梨日日新聞 2022年5月29日掲載)

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