2020.9.26 News /

「夜叉神峠」ステッカーに

日本の峠紹介プロジェクト 県内5ヵ所目、南アで販売

「夜叉神峠」のステッカーを手にする名取大介さん=南アルプス・なとり屋

「夜叉神峠」のステッカーを手にする名取大介さん=南アルプス・なとり屋

 南アルプス市芦安芦倉の民宿「なとり屋」(名取大介店主)は、ドライブして楽しめる国内各地の峠などをステッカーで紹介する「ジャパン峠プロジェクト」の「夜叉神峠」版を販売している。県内では5カ所目。発売日の10日は開店前から多くのファンが詰めかけ、ステッカーを買い求めた。

 ジャパン峠プロジェクトは、車やバイクのドライブで峠を訪れた記念に、近くの販売店でステッカーを購入してもらう企画。観光や地域のグルメを楽しんでもらい、地域おこしにつなげようと埼玉県のデザイナー野口浩之さん(49)が運営している。各地を回り、収集するファンもいる。

 ネットや通信販売など郵送による販売は行わず、現地に行かなければ買うことができない。サイズやデザインは統一されていて、これまで福島から兵庫までの57カ所が参加している。県内は夜叉神峠のほかに「大菩薩ライン」「柳沢峠」「道志みち」「鶴峠」がある。

 「夜叉神峠」については、名取さんが利用客からプロジェクトについて知り、運営者に連絡して販売が決まった。販売しているのは、通常の「峠ステッカー」と「切り抜き」「ミニ」の3種類。このうち峠ステッカーは縦4センチ、横12.5センチで「夜叉神峠」の文字と周辺道路のルートが描かれている。

 発売日の10日は、午前11時半の開店前から多くのファンが詰めかけた。

 名取さんは「夜叉神峠に来る途中で地域を見てもらい、夜叉神峠がある地域のファンになってもらいたい」と話している。

(山梨日日新聞 2020年9月26日掲載)

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