2007.11.05 News / 自然文化 / 植物・樹木 /

アヤメ保全へ検討会設置 南アルプス市

 南アルプス市の櫛形山で株数が激減しているアヤメ群落の保全対策を講じるため、市は有識者8人でつくる「櫛形山アヤメ保全対策調査検討会」(会長・山梨学院短大大久保栄治教授)を立ち上げた。来年度からの調査に向けた準備作業を10日にスタートする。

 10日は、市職員や「芦安ファンクラブ」、「櫛形山を愛する会」のメンバーが作業に協力。アヤメ平と山頂北側の裸山の2カ所に、それぞれ4つの調査区画(各100平方メートル)を設け、植生や土壌の分析を進める。

 検討会は、資料収集や高齢者からの聞き取り調査を行い、戦前から戦後にかけて地域住民が櫛形山をどのように利用したかについて調査。保全対策の検討材料にしていく考え。

(2007年11月5日付 山梨日日新聞)

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