2020.4.17 News /

南ア市営山小屋オープン延期

南ア市「密集避けられず」

 南アルプス市は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本年度の市営山小屋の営業開始を、当初の6月26日から1カ月遅らせて7月23日とすることを決めた。山小屋を巡っては、北杜市や早川町でもオープン時期を延期する動きが出ている。

 南アルプス市によると、市営の山小屋は北岳山荘、広河原山荘、長衛小屋、白根御池小屋、両俣小屋の5施設で、北岳山荘以外は指定管理者が運営している。混雑時は一つの布団を複数人で使用するなどしていて「密集は避けられない」と判断し、営業開始の延期を決めた。5月下旬に開始可否を再び判断する。市観光施設課の担当者は「感染拡大を防ぐには仕方なく、苦渋の選択。終息に向かえばオープンする」と話している。

 北杜市観光課によると、4月下旬のオープン予定だった八ケ岳・編笠山の山系にある青年小屋、権現小屋は5月6日まで、南アルプス山系の七丈小屋は12日までの休館を市が要請。早川町奈良田の山小屋「農鳥小屋」と「大門沢小屋」は7月1日の営業開始を延期し、当面の間休業する。

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