山岳救助隊を編成 「南アルプス」管轄で 南部署

 南部署管内に早川町の南アルプスが加わったことを受け、同署は山岳遭難事故に対応するため、山岳救助隊を編成した。道場でのトレーニングのほか、山岳訓練もこなしていて、有事に備えている。

 同署に山岳救助隊ができるのは初めて。西海正範署長が地域課の若手から「体力のある人材」として六人を指名して構成。職務の傍ら、署内の道場で筋力トレーニングに取り組んでいる。

 ザイルや登山靴、アイゼンなど山岳装備品は再編前まで管轄していた鰍沢署などから調達、全隊員分の一式をそろえた。市川三郷町の県警ヘリポートではヘリコプターを使った救助訓練や、南部・思親山での登山に必要な基本知識や登り方の実地訓練もした。

 今後はザイルの使い方や山岳知識に関する研修も重ねていく予定で、雨宮正和隊長はゴールデンウイーク中で登山者が多いことを踏まえ、「事故がないことを願いたいが、発生したら万全を期す」と意気込んでいる。

 昨年度、鰍沢署管内のうち南部署に移行したエリアでの山岳遭難は8件発生している。

(2007年5月3日付 山梨日日新聞)
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