2019.3.06 News /

山岳観光、県が担当部署

来年度、南アをブランド化

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録された南アルプスの観光をブランド化するため、山梨県は来年度、観光資源課内に新組織を設ける機構改革を行う。山岳観光を県内活性化の重要な施策と位置付け、南アルプスに特化した体制を整える。

 長崎幸太郎知事は知事選公約の一つに「南アルプス観光のグレードアップ」を掲げた。県幹部によると、山岳観光を所管する観光部の同課内に担当室を設けるか、複数の職員を配置して推進体制を整える方向で検討している。

 県は南アルプス・北岳山頂近くにある北岳山荘を改修する方針を決めている。同課担当者は「南アルプスを富士山に続く山岳観光地にしたい。PRや登山道整備などを充実させたい」としている。

 2月定例県議会の代表質問で、チームやまなしの久保田松幸氏(南アルプス)の質問に長崎知事が明らかにした。

 (山梨日日新聞 2019年3月6日付)

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