甘利山のレンゲツツジ、今年は回復の兆し 昨年、遅霜やシャクトリムシで被害 保護活動が奏功 週末に3万株が満開 

 昨年は遅霜やシャクトリムシの大発生の影響を受け、花の付きが悪かった韮崎市の甘利山のレンゲツツジが、今年は2割程度多く花を咲かせそうだ。ボランティアなどの保護活動で、「昨年の過去最悪の状況から回復の兆しが見える」(市産業経済課)という。現在は5分咲き程度で、今週末には満開になる見通し。

 甘利山のレンゲツツジは、山頂付近に約15万株が群生するとされる。15年ほど前のピーク時は「山頂一帯を深紅に染める」と言われるほど、赤い花が一面に咲き誇っていたが、ここ数年は花数が減っている。

 同課によると、特に昨年はピーク時の1割程度の1-2万株しか花を付けず、枯れ枝が目立つ状態だった。今年は気象条件が良かったことや、保護グループ「甘利山倶楽部」による下草刈りやシャクトリムシ駆除などの手入れが奏功し、花芽が増え、約3万株が咲く見込みだという。

 市は昨年度から、県森林研究所に花芽の付きと実際に咲いた花の数、新芽の状況などの調査を依頼しており、同課は「今後は調査結果を踏まえて保護のための方策を探っていきたい」としている。

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 韮崎市観光協会は19日午前10時から午後3時まで、甘利山の山頂周辺と駐車場で「甘利山レンゲつつじ写真コンテスト・モデル撮影会」を開く。18-26日は、同駐車場で市の特産品の販売なども行う。

【写真】レンゲツツジの花の状況を調査する市職員=韮崎市の甘利山

(2005年6月17日付 山梨日日新聞)
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