2014.12.14 News /

小学校社会科副読本にエコパーク 南ア市 絶滅危惧種など紹介

 南アルプス市教委は、小学3、4年の「社会科副読本」に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域(エコパーク)に登録された南アルプスのページを追加する。エコパークの理念や概要、生息する動物などについて紹介する。

 市教委によると、社会科副読本は市の概要や生活に関する項目、歴史について解説している。南アルプスのエコパーク登録を機に、小学生に理解を深めてもらおうと、副読本を改訂することにした。

 2ページを追加する。エコパークが、自然環境を厳重に保全する「核心地域」、住民が生活し、経済発展を図る「移行地域」、緩やかな規制がかかっている「緩衝地域」からなることを解説。絶滅が危ぶまれる国の特別天然記念物ライチョウや高山植物を紹介する予定。

 来年度の新小学3年生から配布する。市教委は「今年エコパークに登録されたが、まだ周知が十分でない部分がある。副読本を活用してエコパークを知ってもらい、地域にある自然などに愛着を持つきっかけにしてもらいたい」と話している。

 (山梨日日新聞 2014年12月13日付)

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