甲斐駒の象徴、折れた剣見つかる

 甲斐駒ケ岳(標高2967メートル)9合目の烏帽子岩に刺さっていた剣2本のうち、折れて行方不明になっていた1本が見つかったことが21日、山小屋関係者への取材で分かった。同日早朝に登山者が発見した。
 登山家で甲斐駒ケ岳の山小屋「七丈小屋」を管理運営する花谷泰広さんによると、同日早朝に登山者が烏帽子岩の南側の斜面に剣が落ちているのを見つけ、下山途中に七丈小屋に連絡した。
 剣は日本三大急登の一つである「黒戸尾根」の途中に位置する烏帽子岩に刺さっていた。剣は推定1メートルほどの鉄製。剣を岩に刺した人物や目的、時代は分かっていないが、山岳信仰のシンボルとして登山者に知られている。
 15日午前6時半ごろ、花谷さんらが2本のうち1本が折れているのを確認した。花谷さんによると、経年劣化で折れたとみられる。
 花谷さんは「烏帽子岩は甲斐駒ケ岳の象徴的なスポット。復元に向けて行政や関係者と相談したい」と話した。

(山梨日日新聞 2026年2月22日掲載)

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