小学生や高齢者ら 地区の災害史学ぶ 南ア・鏡中条で勉強会

 南アルプス市鏡中条の住民らでつくる上村、下村両地区の「支えあい協議体」は、鏡中条公民館で地域の歴史を学ぶ「夏休みお楽しみ勉強会」を開いた=写真。新興住宅地が増える中、地域の子どもたちや住民らで歴史を学び、交流のきっかけをつくろうと企画。小学生や高齢者ら約50人が参加し、鏡中条地区の災害史を学んだ。
 5日に開き、市文化財課の田中大輔課長が講演。市内の地図や絵図、写真を紹介しながら、発掘調査した遺跡などを説明した。鏡中条地区について「信玄堤の造成などにより、約500年前から水害に苦しんできたが、各地区でお金を出し合い、将監堤などの堤防を維持管理してきた」と説明。「防災を勉強して安全な暮らしを心がけよう」と呼びかけた。
 参加者でカレーを味わい、ビンゴゲームを楽しむ場面もあった。

(山梨日日新聞 2025年8月19日掲載)

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