2011.5.11 News / 登山 / 百名山 / 人物・団体 /

櫛形山の魅力発信南ア市とNPO法人、15日にツアー

南アルプス市やNPO法人などでつくる「櫛形山ネットワーク」は15日、櫛形山で自然観察トレッキングツアーを開く。櫛形山の日本山岳遺産認定を記念して企画したツアーで、今後シンポジウムなども予定。山の魅力を広く発信していく。

日本山岳遺産は、出版社「山と渓谷社」(東京都)などが、地域住民らが主体的に環境保全に取り組んでいる山岳エリアを遺産として認定している。

櫛形山はシカの食害によって数が減少したアヤメの保全活動などが評価され、昨年11月に遺産第1号の一つに選ばれた。

ツアーは遺産認定に伴う助成金を活用して実施。同市上市之瀬の県民の森を出発し、山の中腹にある平成峡遊歩道を歩きながら、新緑やスミレなどの花を楽しむ。

6月には保全対策の取り組みや今後の在り方について話し合うシンポジウムも予定。市みどり自然課は「アヤメがなくなってから登山者が減っていたが、ツアーなどを通じて、櫛形山の良さを伝えていきたい」としている。

ツアーは定員20人で、交通費500円が必要。申し込み、問い合わせは県民の森・森林科学館、電話055(283)5718。

(2011年5月11日付 山梨日日新聞)

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