土砂崩落の県道南ア公園線 仮設迂回路整備

 早川町保の県道南アルプス公園線で道路脇の斜面が崩落し、同県道が通行止めになった問題で、県は23日、現場沿いを流れる早川の河川敷を利用した仮設の迂回(うかい)路を設けた。

 県道路管理課によると、同県道の尾白川橋-草塩橋間(500メートル)を全面通行止めにしていたが、道幅約6メートル、全長約1キロの仮設道路(未舗装)を整備。同日午後4時から通行が可能になった。

 現場斜面は幅約40メートル、高さ約60メートルにわたって崩れ、約500立方メートルの土砂や木が道路をふさいでいる。県は斜面の安全確認後、土砂の撤去や復旧作業を行う予定。川が増水する6月までには仮設防護柵などを設け、県道の片側交互通行を始める方針。

(2009年2月24日付 山梨日日新聞)

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