JR東海、リニア南アルプスルート調査開始 中央新幹線建設計画に関連 早川で掘削

 JR東海は28日、2025年の開業を目指しているリニア中央新幹線の建設計画に関連し、早川町新倉の南アルプス(赤石山脈)で水平ボーリング調査に着手した。「この地域の地質の最終的確認」(同社)との位置付けで、来月には南アルプス西方の長野県大鹿村側でも調査に入る。

 JR東海は昨年12月、リニア方式での中央新幹線実現へ首都圏-中京圏の自己負担での建設を表明した。南アルプスを東西に貫くほぼ直線ルートを想定。調査地域はトンネル両端の有力候補地とみられる。

 ボーリング調査は直径約10センチの穴を全長3キロ掘り進め、地質や断層、地下水などの状況を調べる。この日は専用の重機で山肌の表層部分に水平方向の穴を開けるための作業をした。

 国が全国新幹線鉄道整備法に基づき、1990年にJR東海へ指示した地質調査活動の一環。同社は計画具体化に向け、供給輸送力など残る4項目の調査指示を求めている。ボーリング調査の結果は年内に取りまとめ、ほかの調査項目と合わせて国に報告する方針。

【写真】リニア中央新幹線計画に関連し、南アルプスの山肌の表層部分を掘削ドリルで削る水平ボーリング調査=早川町新倉

(2008年2月29日付 山梨日日新聞)
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