2005.10.13
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甲斐駒覆う夕焼け雲 色づく秋空、浮かぶ尾根 やまなし彩時記 秋
まだ残暑が厳しかったころ、肌にピリピリとくるような強い日差しが落日とともに収まると、空一面に夕焼け雲が広がっていた。
オレンジからあかね色へ、色彩の濃淡が雲の形に沿って広がっていく。
甲斐駒ケ岳が影絵のように浮かび上がる。
季節を通して空はさまざまな色合いをみせる。
同じように見えて、空の色もまた一期一会であることを実感する。
(2005年10月12日付 山梨日日新聞)