災害時 顔見える関係に 南ア市防災リーダー連絡協が連携強化 課題深掘りし情報共有

各分科会から報告があった全体会議。連携強化の必要性など課題を共有した=南アルプス市十五所

 南アルプス市防災リーダー連絡協議会(桜田力代表)は、市内の医療機関やインフラ事業者、JAや市民団体など45団体が集まる「顔の見える関係づくり」に取り組んでいる。昨年11月以降、五つの分科会を組織し、活動内容や課題を共有してきた。国は災害発生時にボランティア団体と自治体のニーズを調整する「災害中間支援組織」の設置を進めるが、「県内では取り組みが進んでいない」(同協議会)として、平時から関係機関で連携を図り、信頼関係の構築を目指す。

 市内では昨年7月、山梨災害ボランティア連絡会議が主催し、「防災・顔の見える関係づくり情報交換会」が開かれた。会の中で継続的に情報交換をすることが決まり、市防災リーダー連絡協議会が事務局を担っている。
 中巨摩医師会や市薬剤師会などでつくる「衣・医分科会」、JA南アルプス市などによる「食分科会」、地区防災会や市民活動センターなどでつくる「住分科会」など、五つの分科会を組織。昨年11~12月に順次意見交換会を開いた。
 今年2月には、市地域防災交流センターで初めて全体会議を開催。各分科会が参加団体の強みや弱みを発表した。
 今後は参加団体を増やしながら年2回程度意見交換会を開く予定。市内のイベントへの出展や交流サイト(SNS)での発信を通して活動の周知も図る。

(山梨日日新聞 2026年3月12日掲載)

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