ワインおいしく味わって 早川でヤマブドウ収穫

ヤマブドウ「ヤマ・ソービニオン」を収穫する南アルプスふるさと活性化財団の職員=早川町薬袋

 早川町内で、赤ワインやジュースの原料になるヤマブドウ「ヤマ・ソービニオン」の収穫作業が行われた。生産している南アルプスふるさと活性化財団の職員は「糖度もあり、生育は順調だ」と話す。
 ヤマ・ソービニオンはヤマブドウとワイン醸造用のブドウを掛け合わせた品種。財団は町内のブドウ生産者でつくる生産組合から管理を依頼され、約20年前から生産している。
 10、11日は財団の職員が手作業でブドウ一房一房を丁寧に収穫。12~14日にはブドウの傷んでいる部分やまだ青い実を取り除くなどの選別作業を行った。昨年に獣害対策として畑の周りを囲む柵を設置したことから、収穫量は設置前と比べて約1・5倍の約2千キロを見込んでいる。
 今後、選別したブドウは製造工場に持ち込み、仕込みを依頼する。特産ワイン「恋紫」と「山葡萄じゅーす」は11月ごろ販売予定で、コンビニエンスストア「ヤマザキYショップ麓の直売所」(同町保)や財団のホームページなどで購入できる。
 問い合わせは財団、電話0556(45)2507。

(山梨日日新聞 2025年9月26日掲載)

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