鳳凰三山の案内板修復 韮崎の白鳳会

 南アルプス・鳳凰三山の登山道に設置されていて、ルートを示す一部の板がなくなった案内板を、韮崎市の山岳会「白鳳会」の植松一好理事長が16日までに修復した。

 植松理事長は市から依頼を受けて13日に登山。市が製作した、ルートを示す新しい板を取り付け、ボルトや座金などを使って固定。ボルトが外れないよう、石などでボルトの一部をたたきつぶした。

 所有する韮崎市によると、案内板は高さ約1.5メートルで、稜線(りょうせん)の分岐点に設置。7月に観音岳と地蔵ケ岳の山頂方向などを示す板がなくなっていることに登山者が気付き、山小屋に連絡した。

 なくなった板はボルトで固定されていたため、何者かが道具を使って外した可能性があるという。板は以前にも外れる被害に遭っていて、市は韮崎署に被害届を提出している。

(2010年8月17日付 山梨日日新聞)

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