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2003.3.13 所属カテゴリ: 南アルプス / 自然文化 / 文化財 / 植物・樹木 /

三恵の大ケヤキ

 山梨県南アルプス市寺部(旧若草町)の旧廃社の市有地に立っている。ケヤキではかつて日本一と言われた県内一の巨樹。樹齢は推定1000年、樹高20メートル、幹周14.7メートルで国の天然記念物。長い年月の間に落雷、火災、台風に遭い主幹部は朽ち果て、外側の部分だけが残り南北に二またに分かれている。「甲斐国志」にも記載があり、古くから名前が知られていた。近年樹勢が衰えたため、1996(平成8)年から保存会が中心になって 、土壌改良、腐朽防止ほか樹勢回復策を施した。

保存会が中心に土壌改良など行い樹勢回復がみられる三恵の大ケヤキ

南アルプス市寺部にある巨樹。国天然記念物で幹部分が二またに分かれる三恵の大ケヤキ