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若宮八幡宮祭典
山梨県韮崎市若宮1―4―14、別称かわらべさん(わかみやさん)、旧社格は村社、祭神は大鷦鷯命(おおさざきのみこと=仁徳天皇)、1585(天正13)年の棟札によると、仁和年間の創建と伝えられ韮崎町(旧河原部村=かわらべむら)の氏神である。もと七里岩の上にあったが1583(天正11)年7月暴風雨により社殿が倒壊、天正13年10月現在地に鎮座した。時の勧進助成人の中には地頭岡部次郎右衛門ほかの名があり、棟りょうは駒沢村の中嶋三郎右衛門とある。例祭は7月30、31日で古くから「ていねっこぐり」(胎内くぐり)と呼ばれる茅の輪くぐり神事があり厄除け、無病息災、安産を祈る夏越し(なごし)のはらいである。ほかに大和神楽、子供みこし、山車、地元社中の舞踊の奉納がある。棟札(天正13年)と鶴亀の松は韮崎市指定文化財。