御符水と南アルプス源流水

　山梨県早川町奈良田。ゆかりの孝謙天皇（８世紀半ば）の徳を慕い建てられた奈良王神社（奈良田）の境内にわく水が「御符水」。同天皇の御膳水に使ったと伝わる。御手洗池（奈良田七不思議）に注ぎ、口に含むと軟らかく、霊水というイメージがぴったり。「南アルプス源流水」は県道南アルプス公園線沿いにあり、案内板と小さな屋根が目印。山肌から流れ落ちる清水の冷たさにはノドがきゅっと引き締まる。