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2003.3.13 所属カテゴリ: 南アルプス / 登山 / 人物・団体 /

田部重治

 1884(明治17)年8月4日-1972(昭和47)年9月22日。英文学者、山岳紀行文家。富山市出身。東大英文科在学中、夏目漱石の教えをうけ、卒業後は中央大学、東洋大学、法政大学、海軍経理学校などで英文学を講じた。

 青年時代より登山を好み、北アルプス、奥秩父の山々に足跡をしるし、1919(大正8)年「日本アルプスと秩父巡礼」を刊行。その日本的風土にふさわしい静観的登山は後代に大きな影響をあたえた。

 ことに「笛吹川を溯る」は国語教科書に採択され多くの人々に親しまれた。この中の一節を使った顕彰碑が山梨県三富村の西沢渓谷入り口に建てられている。著書「山と渓谷」「峠と高原」「わが山旅五十年」「中世欧州文学史」「ペイターの作品と思想」など。