1つ前のページに戻る
白峰三山
北岳(3193メートル)を盟主に、南へ間ノ岳(3189メートル)、農鳥岳(3051メートル)の3山を総称し、白峰三山と呼ぶ。日本第2位(北岳)、第4位(間ノ岳)、第15位(農鳥岳)が並び、北アルプスの穂高連峰を上回る高山山域。
岩質は粘板岩、千枚岩、チャート、砂岩、輝緑凝灰岩、石灰岩などの古期岩類で、地層の一般的走向は北30度東、波長数センチメートルの微褶曲(しゅうきょく)構造が多い。
氷河遺跡のU字谷やカール地形が特に間ノ岳に発達し、キタダケソウなど高山植物やライチョウなど動物の種類も多く、雄大な山容は日本山岳の王者にふさわしい貫禄を持つ。三山はそれぞれ1997(平成9)年、山梨百名山に選定。