南アルプス市健康福祉センター　健康づくり「輝き」の空間

市民の健康づくりの拠点になっている南アルプス市健康福祉センター＝南アルプス市飯野

　南アルプス市健康福祉センターは、市民の健康づくりの拠点で、保健、福祉、行政の機能を集約した２階建ての複合施設。「かがやきセンター」の愛称で親しまれている。
　２００９年８月末に白根窓口サービスセンターが１階にオープンし、１０年４月に全館供用開始となった。１階は、ほかに市健康増進課の執務室、診察室、健康づくりホール、集団遊びルームなどが置かれている。２階には学習スペースや音楽スタジオなどを備える白根児童館、調理実習室などがある。
　建物の中心に位置するコミュニティーホールの周りに、直方体のような建物部分が四つ配置され、上空からは風車のような形に見える。
　ホールは１、２階が吹き抜けになっている。車いすが反転する必要がないウオークスルー方式のエレベーターは、ガラス張りで目を引く。傾斜した天井付近にある四つの天窓は外光を採り入れ、換気口にもなっている。
　廊下や部屋などの表示は視認性が高いデザインで、開口部の段差をなくすなど、ユニバーサルデザインが採用されている。
　建物北側の２階へ続くスロープは曲線と直線を組み合わせた形状で、外観の特徴の一つになっている。