2021.12.30 News /

厳冬期の安全登山指導

県と県警 計画書提出促す

登山者の登山計画を確認する南アルプス署員=南アルプス市芦安芦倉

登山者の登山計画を確認する南アルプス署員=南アルプス市芦安芦倉

 県と県警などは29日、厳冬期(12~3月)に登山計画書(登山届)提出が義務化されている富士山、八ケ岳、南アルプスの3山域で登山指導を始めた。遭難や事故防止を呼び掛ける。

 午前6時から富士山吉田口登山道1合目手前の「馬返し」(富士吉田)や天女山登山口(北杜)など計7カ所で実施。南アルプス市芦安芦倉の夜叉神峠では、県や南アルプス署、山岳遭難救助に当たる「大久保基金の会」のメンバーらが登山指導を行った。

 安全な登山を推進しようと、登山者の登山届の提出状況や装備品の有無などを確認。単独登山を控えるよう呼び掛け、ウェブサイトを通したオンラインでの登山届提出も紹介している。

 登山指導は来年1月3日(一部は2日)まで連日実施。その後も3月まで連休を中心に行うという。

 県観光資源課の三嶋豊博課長は「重大な事故を防ぐよう、無理な計画を立てず、十分に準備した上で慎重に登山してほしい」と話している。

(山梨日日新聞 2021年12月30日掲載)

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