2008.7.04 News /

レンゲツツジ見ごろ 韮崎・甘利山

 韮崎市の甘利山(標高1731メートル)に群生する約15万本のレンゲツツジが見ごろを迎え、県内外から大勢のハイキング客が訪れている。山頂付近では、赤く咲き誇る花を背景に記念撮影するなど雄大な景色を楽しんでいる。

 市商工観光課によると、今年は例年より2、3日早い10日ごろから咲き始めた。現在、満開を迎えていて、今月下旬ごろまで楽しめる。

 甘利山は、林業衰退の影響を受けて手入れが行き届かなくなり、レンゲツツジの周囲に笹などが生育したことで、2004年には「ほとんどが開花せず、危機的な状況だった」(同課)。その後、各種団体がボランティアで下草刈りを行うなど、再生に向け取り組んでいる。

 市はさらに保全活動を広げようと、11月に市内の企業や小中学校、市内外のレンゲツツジ愛好家らと「甘利山レンゲツツジ保全のためのクリーン大作戦(仮称)」と題して下草刈りのほかごみ拾い、ロッジの補修などを行う。

【写真】見ごろを迎えたレンゲツツジ=韮崎・甘利山

(2008年6月22日付 山梨日日新聞)

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