「南アルプスを世界遺産に」 推進協設立へ 山梨、長野、静岡3県の10市町村が合意

 山梨、長野、静岡3県の10市町村が南アルプスの世界自然遺産登録を目指すことで合意し、28日、南アルプス市内で「南アルプス世界自然遺産登録推進協議会」の設立総会を開く。3県の連携を強化し、学術調査などの情報共有や事業開催を通じて、世界自然遺産登録に向けた本格的な活動を推進する。

 推進協には、南アルプス国立公園のエリアになる自治体が参加。県内で連絡協議会を組織している南アルプス、北杜、韮崎、早川の4市町のほか、長野県の伊那市など4市町村、静岡県の静岡市など2市町の計10市町村で構成する。

 設立総会は28日、南アルプス市の桃源文化会館で開催。10市町村長らが出席し、役員構成や予算などを協議する。来年度の事業計画には、「南アルプス・サミット」や講演会の開催などが提案される見通し。

 南アルプスの世界自然遺産登録を目指す動きは、山梨県の連絡協議会の設立を皮切りに活発化。長野、静岡両県でも昨年12月から1月にかけて県レベルでの連絡協議会が設立され、推進協発足にこぎ着けた。

 2日は、山梨県の連絡協議会(会長・石川豊南アルプス市長)の第2回会議が同市役所で開かれ、専門家ら15人以内で構成する学術調査委員会を設置することなどが承認された。

 学術調査委は来年度早期の設置を目指す。静岡県では、静岡市が昨年12月に学術調査などを行う調査検討委を設置、活動をスタートさせている。

(2007年2月3日付 山梨日日新聞)

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