2015.4.08 News /

歌詞に山と自然、エコパークPR 南アの女性が作詞CDを自費製作

 南アルプス市西南湖の長沢よし子さん(80)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録された南アルプスの歌を作り、CDを自費製作した。エコパーク登録を多くの人に知ってもらおうと、作詞を手掛け、作曲と歌は知人に依頼した。CDは構成市町に配っている。

 長沢さんは趣味の一環で約20年前から作詞に取り組むようになった。甲府市の作詞家・竹内秀秋さんから作詞方法を学んだ。昨年6月に南アルプスがエコパークに登録されたことを受け「歌を通してエコパークに登録されたことと、南アルプスの魅力を伝えたい」とCD製作を決意した。

 タイトルは「南アルプスエコパーク」。歌詞には白根三山、キタダケソウ、ライチョウなど、南アルプスの山々や動植物をちりばめている。3番まであり、明るい音頭調のメロディーとなっている。

 CDは100枚を製作して、知人や南アルプス市など山梨県のエコパークを構成する市町に配っている。今後は踊りも付けて高齢者施設や地元の祭りなどで披露する予定だという。

 CDは追加して作り、希望者にも配布する。長沢さんは「多くの人に曲を知ってもらい、地域の活性化につながればうれしい」と話している。

 【写真】南アルプスエコパークのCDを作った長沢よし子さん=南アルプス市西南湖

 (山梨日日新聞 2015年4月8日付)

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