櫛形山に新登山ルート 南アルプス市 来月7日開通、展望台も整備 観光スポットめざす

 南アルプス市が櫛形山(標高2052メートル)西側斜面に整備しているトレッキングルートが7月7日に開通する。当日はオープニングイベントを開くほか、市観光協会が新たなトレッキングツアーを企画し、観光スポットとしてPRしていく考えだ。

 トレッキングルートは、富士川町の池の茶屋登山口(標高1850メートル)と同市のアヤメ平(標高1900メートル)を結ぶ約5.5キロ。ルートの途中には北岳など南アルプスを望む展望台を設ける。

 当初は3月完成予定だったが、昨年末に予定より早く雪が降り始めたため作業時間が確保できず、完了が6月末にずれ込んだ。今は池の茶屋登山口から展望台まで約1.4キロの舗装などを行っている。

 開通後のオープニングイベントでは、中込博文市長ら関係者が整備した新ルートを歩く予定。市観光協会も開通する7月7日に「新設ルートで行く 櫛形山トレッキング」と銘打ったツアーを企画したところ、既に定員に達した。

 中込市長は「富士山、北岳、間ノ岳と日本1、2、4位の高い山が望めるエリア。多くの人に訪れてもらいたい」としている。

 【写真】工事が進むトレッキングルート予定地=櫛形山池の茶屋登山口付近

 (山梨日日新聞 2013年6月5日付)

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