まんじゅう配って安全登山呼びかけ 南ア署など山岳指導

 南アルプス署などは13日、南アルプス市芦安芦倉の市営芦安駐車場で、北岳へ向かう登山者に山岳指導をした。市内の製菓業者と連携して作ったオリジナルのまんじゅうを配布しながら、安全な登山を呼びかけた=写真。
 登山者が増える3連休の初日に合わせて実施し、署員や山岳遭難者の捜索などに当たる「大久保基金の会」の会員ら12人が参加。広河原登山口へ向かうバスに乗る登山者に、同市の鳥である「ライチョウ」をかたどった焼き印を押し、パッケージに「油断大敵」と書かれたシールを貼ったまんじゅうを渡しながら、装備を確認した。
 署によると、6月28日の南アルプスの開山祭以降、北岳での山岳遭難は18件(8月31日時点)起きていて、前年同期(12件)より増えている。

(山梨日日新聞 2025年9月14日掲載)

月別
年別