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2003.3.13 所属カテゴリ: 仙丈ヶ岳 / 芦安 / 早川 / 登山 / 河川・沢・滝・渓谷 / 自然文化 /

白鳳渓谷

 早川上流、野呂川渓谷を称していう。 野呂川は甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳、間ノ岳の間の谷に発する水を集めて東南に流れ、さらに荒川を合して早川となる。

 野呂川の北側には甲斐駒ケ岳(標高2,967メートル)、アサヨ峰(標高2,799メートル)、高嶺(標高2,779メートル)を経て、鳳凰山に連なるせん雲花こう岩から成る山地があり、その風化産物は石英砂を混じて白色を呈し、山膚は白く美しく、この渓谷の名にふさわしい。

 南側には古生層、中生層の山地があり、南アルプス林道がこの谷の左岸中腹に沿って走る。この林道を西進すると広河原に出て、さらに北沢峠を越して長野県に入る。=【写真】白鳳渓谷