2017.2.02 News /

エコパークってこんなとこだよ 自然ガイドが手作り教材 南ア市

 自然ガイドとして、南アルプス市内を中心に活動する大久保ゆうさん(33)=韮崎市竜岡町若尾新田=は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録された南アルプスについて学ぶカード型教材を作った。小学生向けの野外活動イベントや学校の課外授業で使い、エコパークの理念を周知している。

 1枚が縦約25センチ、横約40センチ。計9枚にわたって、エコパークの理念やユネスコの組織などについて説明。手書きのカラフルなイラストを取り入れ、子どもたちに興味を持ってもらえるよう工夫している。

 大久保さんは、南アルプス市飯野の出身。市内で子どもを対象にした自然ガイドとして活動する中で「分かりづらい理念を整理して伝え、子どもたちが地元について考えるきっかけにしたい」と、作成を思い立った。これまでに、講師として参加した子ども向け自然体験イベントや落合小での郷土学習などで活用した。

 大久保さんは「子どもたちが地元の自然の豊かさを誇りとし、次世代に伝えるため主体的に考える手助けになればいい」と話している。

 (山梨日日新聞 2017年1月31日付)

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