2015.8.11 News /

県内で山、水の事故続発 北岳で2人滑落死

 山梨県内の山や湖で9日、遭難などの事故が計6件発生し、8人が死傷した。南アルプス・北岳では、ロッククライミングをしていた兵庫県の男女2人が約200メートル滑落して死亡。富士五湖では河口湖や山中湖などで水上バイク同士の衝突やボートが絡む事故が相次ぎ、盛夏のレジャーを楽しんでいた行楽客らの休日が暗転した。

 北岳では9日午前9時40分ごろ、山頂付近でロッククライミングをしていた兵庫県姫路市の会社員男性(57)と、同県小野市の無職女性(60)が滑落。県警ヘリ「はやて」が救助したが、2人は頭の骨を折るなどして死亡した。

 南アルプス署によると、2人は同じ山岳会の仲間計7人で7日から登山に訪れていた。標高約3000メートル付近の岩壁を登っていたところ、約200メートル下の岩場に落ちた。2人は命綱でつながれており、男性が先に登っていたという。同署が滑落した原因を調べている。

 また午前11時10分ごろには早川町の農鳥岳登山道で、埼玉県三芳町の会社員男性(56)が約50メートル滑落した。県防災ヘリ「あかふじ」が甲府市内の病院に搬送し、骨盤を折るなどの重傷。南部署によると、男性は岩場で足を踏み外して落ちた。8日から2泊3日の予定で、仲間3人と南アルプス市の広河原から入山していた。

 【写真】北岳で滑落した登山者を搬送する署員ら=南アルプス・櫛形総合公園

 (山梨日日新聞 2015年8月10日付)

月別
年別