2010.10.28 News / その他 /

山岳遭難ハイペース 山梨県内 キノコ狩り、登山で2人重傷

 27日、南アルプス市の高谷山と北杜市の尾白川渓谷で遭難事故が相次ぎ、男性2人が重傷を負った。県内では今月に入って事故が多発、この日の2件を含めて18件が発生、死者は4人、負傷者は9人。この時期、キノコ狩りなどで山に入るケースが多く、県警は「万全な装備で登るようにしてほしい」と注意を呼び掛けている。

 27日午後0時40分ごろ、南アルプス市芦安芦倉の高谷山で、キノコ狩りに訪れていた山梨市の飲食店経営男性(52)が約30メートル滑落した。県警ヘリ「はやて」で甲府市内の病院に搬送され、頭の骨を折るなどの重傷。

 南アルプス署によると、男性が滑落したのは「桃の木温泉」の約1キロ南側の斜面。同日午前10時ごろ、友人の男性と2人で高谷山に登り、キノコ狩りをして下山途中だったという。

 同日午後1時20分ごろには、北杜市白州町の尾白川渓谷の登山道で、神奈川県秦野市の無職男性(71)が約50メートル下の渓谷に転落した。約2時間後、県防災ヘリ「あかふじ」で甲府市内の病院に搬送され、背中を強く打つなど重傷のもよう。

 北杜署によると、男性は同日午前10時20分ごろ、妻と2人で、同市白州町白須の竹宇駒ケ岳神社を出発。同渓谷の不動滝を目指して登る途中、足を滑らせたという。

 県警地域課によると、県内で今年起きた山岳遭難(26日時点)は82件で、遭難者は86人。死者は18人、負傷者は47人。昨年同期より件数は23件、遭難者は22人それぞれ多い。死者も5人、負傷者も12人増加している。

 (2010年10月28日付 山梨日日新聞)
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