2022.9.07 News /

弦楽器 山岳映像と共に

南アで「ずーどあるぺん音楽祭」

 南アルプス市のホールや公共施設などでクラシック音楽のコンサートを行う「ずーどあるぺん音楽祭」(同実行委主催)が、広河原山荘と芦安山岳館で開かれた。

 市の魅力発信を目的に市が実施する「市民参加型シティプロモーション事業」の一環として8月30日に開催。このうち山岳館でのコンサートには、市出身のバイオリニスト藤原晶世さんと弟のチェリスト秀章さんら5人が出演した。

 メンバーは、夜叉神峠に設置されているカメラのライブ映像を背景に、ジャズメドレーやメキシコ民謡、「おくりびとのテーマ」などを演奏。約50人の来場者が弦楽器の音色に聞き入っていた。

 市の魅力紹介の一つとして、市出身の弦楽器職人、松上一平さんが手掛けた楽器を使った演奏も披露。晶世さんは「松上さんの人柄が出ている、優しい雰囲気の楽器」と話した。県外出身メンバーが市の印象を語る場面もあった。

 音楽祭は23日から31日まで市内各所で開かれた。

(山梨日日新聞 2022年9月7日掲載)

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