2020.4.10 News /

南アルプスの観光指針策定

宿泊施設の魅力向上

 県は、ユネスコの生物圏保存地域「エコパーク」に認定されている南アルプス地域の観光振興指針として「南アルプス観光振興ビジョン」(2020~22年度)を策定した。交通インフラの整備をするほか、観光商品の開発などに地元自治体と取り組む。

 「世界中の人々が何度も訪れたいと思えるグレードの高い南アルプス観光の確立」を目指すべき観光に位置付けている。基本方針には「魅力ある受け入れ環境整備の推進」「観光資源の発掘・磨き上げの推進」など6項目を掲げた。

 「魅力ある受け入れ環境の整備」では、既存の宿泊施設の魅力向上を図るとともに、新たな宿泊施設を誘致。バスやタクシーなど二次交通の整備や道路整備にも取り組む。「観光資源の発掘・磨き上げの推進」では、既存施設の整備と新たな名所の発掘を進めるほか、特産品を使った食事や土産品も開発。体験型旅行商品の充実も図る。外国人観光客の増加を踏まえ標識や案内板の多言語化やWi-Fi整備に取り組む。

(山梨日日新聞 2020年4月10日掲載)

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