石川産海の幸に舌鼓

炭火焼き家族ら堪能

カキなどの炭火焼きを楽しむ来場者=南アルプス・ハッピーパーク

 南アルプス市と石川県穴水町の姉妹都市交流事業「かきまつり・まいもん朝市」が14日、同市徳永のハッピーパークで開かれた。

 今年で26回目の恒例行事。穴水町で養殖されたカキ1万1千個が用意され、8個千円で販売したほか、サザエやズワイガニなど産地直送の海産物、地酒やワインなどが並んだ。先着500人に町産イカが無料配布され、長い列ができた。

 購入した海産物を炭火で焼いて食べられるコーナーでは、大勢の家族連れやグループが「能登半島の味」を堪能した。友人と訪れた笛吹市の来場者は「穴水町は年2回訪れるほど好き。炭火で焼いたカキの味は格別」と喜んでいた。

 穴水町と南アルプス市の交流は、1991年に町が開いた「全国穴水さん大会」で、穴水姓が旧八田村に全国で一番多いと分かったのがきっかけ。93年に村、2004年に市と姉妹都市を締結した。夏には市が町でブドウの無料配布などをして交流している。

 穴水町の北川人嗣政策調整課長は「今後も海と山の交流を続け、お互い自分たちにないものを補える関係でいたい」と話していた。

(山梨日日新聞 2019年12月15日掲載)

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