2019.4.26 News /

山岳遭難に注意、県警啓発

 県警は27日からの10連休を「山岳遭難事故防止対策期間」とし、登山口や最寄り駅で登山計画書の提出や装備品の装着を呼び掛ける。

 県警によると、昨年のゴールデンウイーク中、山岳遭難が5件(7人)発生。過去3年では道迷い、滑落、転落など計21件(26人)の遭難事故があり、2人が死亡している。今年は休日が10日続くため例年より多い登山者の入山が見込まれ、遭難事故の多発が懸念されている。

 県警は期間中、登山者が多く集まる登山口や最寄り駅で、管轄する各署の署員が指導に当たる。また、県警のホームページや公式ツイッターに雪が残る山頂の写真を掲載するなどして注意を呼び掛けている。

 荒居敏也生活安全部長は25日の定例会見で、「麓は春でも標高の高い山では冬。冬山同様の心構えで慎重な登山をお願いしたい」と話した。

 (山梨日日新聞 2019年4月26日掲載)

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