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2019.9.17 所属カテゴリ: 甲斐駒ケ岳 / 登山 / 百名山 /

雨乞岳

 鋸岳の西面で生まれた釜無川は、長野県境を北流し、山梨県北杜市白州町の大武川地区で大きく曲がって今度は南に向かう。この屈曲点を作っているのが雨乞岳(北杜市、標高2037メートル)。甲斐駒ケ岳の北方にそびえ、どっしりとした山容は国道20号、JR中央線、中央自動車道の車窓からよく見える。かつては干天に雨を願う雨乞いの山として知られ、現在は名水の生まれる山としてなじみが深く、東麓にはサントリー白州蒸溜所がある。1997(平成9)年、山梨百名山に選定。

 雨乞岳へのコースは長い。日帰りとしては、かなりハードで健脚向き。

 5月下旬に登るとツツジが美しい。標高の低い所はヤマツツジの朱色、高い場所はミツバツツジの薄紫色が鮮やかで薄暗い樹間がそこだけパッと明るい。1690メートルピークにはレンゲツツジも多い。