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2004.7.01 所属カテゴリ: 鳳凰山 / 登山 / 登山コース・開山祭 /

ハイキング・甘利山

 南アルプスの前衛にあり、手軽に高山性の花と展望を楽しむことができる。有名な6月中下旬のレンゲツツジだけでなく、早春から晩秋まで、多くの花が咲き競う。また中腹にある椹池は、伝説に彩られた神秘的な池。家族やペアにお勧めの山だ。
南アルプスNET―ハイキング・甘利山
【参考タイム】
甘利山・広河原駐車場 0:20


0:15
甘利山頂

 甘利山の広河原駐車場まではマイカーかタクシーを利用する。中央自動車道韮崎インター下車。韮崎市の釜無川にかかる国道52号舟山橋南詰めで山側に曲がる。道なりに進んで交差点を2つ過ぎると山間の道となる。カーブの連続を30分ほどで左手に椹池の案内がある。左に入ればわずかで池畔の駐車場がある。直進して広河原の広い駐車場までは10分ほど。レンゲツツジのシーズンは上り一方通行になるので注意。

 駐車場は広い平坦地で、ロッジや売店がある。ハイキングコースは、つつじ苑の左右から延びている。左を行けば、山腹をなだらかに登り、三角点のある経塚(1671.8メートル)に出る。ここから左手の展望が開けて甲府盆地と富士山を眺めながら登る。右からコースが合流してくる。つつじ苑の右手からのコースで、こちらは樹林の中を登ってくる。ここから先は、明るく広々とした高原状となる。

 一面がレンゲツツジに覆われ、シーズンには朱色に染まる。このほか春はミヤマザクラ、フジザクラ、クサボケ、夏から秋はヤナギラン、クガイソウ、シモツケソウ、マツムシソウ、リンドウなどが咲き乱れる。

 両側にロープが張られた木道を進み、斜面を登りきると山頂(1745メートル)に着く。こんもりとした丘で、山梨百名山の標柱などが建っている。ぐるりと見渡す展望は一級品。甲府盆地の上にそびえる富士山は、誰もが写真に収めたくなる。

 下山は来た道を戻る。

 途中の椹池は一見の価値がある。それほど大きな池ではないが、ひっそりと静まりかえり、神秘的な雰囲気が漂う。
※注意
 紹介した登山コースは、あくまで参考です。コースタイムは人によって違いますし、登山道も変化があります。登山前にガイドブックや登山記録を調べ、自分の判断で登山計画をたてて下さい。遭難した場合、捜索が速やかにできるよう登山計画書を登山口で提出して下さい。各登山口にボックスがあります。山小屋でも受け付けます。この南アルプスNETから山梨県警察本部のホームページにリンクすれば、インターネットでも登山届を出すことができます。個人の責任でしっかりとした計画をたて、安全で楽しい登山ができるようお祈りします。