1つ前のページに戻る

2003.3.13 所属カテゴリ: 南アルプス / 芦安 / 自然文化 / 地名 /

西郡

 山梨県の甲府盆地の西部をいう。中央部(中郡)、東部(東郡)に対して呼ぶ。西郡の呼称は比較的古く、明王寺鰐(わに)口の1224(貞応3)年銘、伝嗣院大般若経の1501(明応10)年奥書に記され、鎌倉から戦国時代までには用いられていた。また近世の行政区画としての西郡筋をさす。巨摩、八代2郡にわたり、巨摩郡西郡筋は東を釜無川、北を御勅使川、南を河内領に接し、合併して南アルプス市となった旧町村の芦安、八田、白根、櫛形、甲西と増穂、鰍沢の両町を含み、八代郡西郡筋は、現在の市川大門町全域に当たる。