更新日:2019年02月02日
山梨百名山 一家で踏破
塩山・田辺さん 小学生の娘2人と
6年がかり、子の成長実感
 甲州市塩山下於曽の一家4人が、そろって山梨百名山を踏破した。一家は、田辺俊雄さん、真澄さん=いずれも(44)=夫妻と小学生の娘2人。同百名山を踏破した人に証明書を発行しているやまなし観光推進機構によると、家族4人での達成は初めて。俊雄さんは「自然から学ぶことは多い。子どもには山での経験を人生に役立ててほしい」と話している。

 書家の俊雄さん、保育士の真澄さんは、もともと山登りや渓流釣りなどが共通の趣味。夫妻によると、塩山南小6年の長女麗さん(12)、同小2年の次女美藍さん(8)がそれぞれ2歳の頃から、一緒に山登りを始めた。4人は週末を利用し、これまでに関東近県を含め延べ約250カ所の山に登ったという。

 4人での山梨百名山登頂は2012年秋、地元の大菩薩嶺が最初。昨年8月、100カ所目の甲斐駒ケ岳に登り、年明けに機構側から1人ずつ証明書を受け取った。

 登る際は遭難などに備え、非常食や温熱シート、救急グッズなどを必ず各自が持参する。俊雄さんは「山では『自分で命を守らなくてはいけない』と教えている。子どもの責任感や精神力が養われるはず」と話す。

 「大変でも、頂上に着けば良い眺めとおいしいご飯が待っている」。麗さんは、山登りの醍醐味をこう説明。真澄さんは「山はいろいろな人と出会える。登った山ごとの思い出ができ、登る度に子どもの成長も分かる」と感慨深げに語る。

 4人は今後も県内外の山に一緒に出掛ける予定だ。「岩登りが楽しい」という美藍さん。「いつか外国に行き、(パキスタン北部にある世界第2の高峰)K2に登ってみたい」と目を輝かせた。

 (山梨日日新聞 2019年2月2日付)