更新日:2018年06月24日
蔓払い 南ア夏山開幕
地元関係者ら安全登山を祈願

 南アルプス市と南アルプス署、市観光協会は23日、同市芦安芦倉の広河原で開山祭を開いた。「蔓払い」の儀式で登山者の安全を祈り、北岳など3千メートル級の山々が連なる南アルプスの夏山シーズンの幕開けを告げた。

 関係者や登山者約150人が集まった。金丸一元市長は「南アルプスの自然を堪能してほしい」とあいさつ。蔓払いの儀式では、矢崎俊秀市議が山の案内役の姿になり、木を組んで作った「門」をふさぐように張られた蔓約30本をおので切り開いた。出席者らは安全登山を祈願しながら門をくぐり抜けた。

 会場では芦安中の生徒による「北岳の歌」の合唱や夜叉神太鼓の演奏が披露された。手打ちそばや南アルプス市特産のサクランボも振る舞われた。

 この日の午前は時折雨が降るあいにくの天気で、登山者は例年に比べて少なかった。1泊2日の日程で北岳を目指すという長野市の男性は「キタダケソウを見るのが楽しみ」と話し、広河原を出発した。

 一方、南アルプス署は野呂川広河原インフォメーションセンター内に広河原臨時警備派出所を開所。8月下旬まで、週末を中心に署員が常駐して、登山者に登山計画書の提出を求め、事故防止を呼び掛ける。

 【写真】組み上げた蔓をおので切り開いた「蔓払い」=南アルプス市芦安芦倉

 (山梨日日新聞 2018年6月24日付)