更新日:2017年03月15日
早川で雪崩1人死亡
登山者 巻き込まれる

 14日午後0時20分ごろ、早川町の南アルプス山系にある大門沢小屋付近で「仲間が雪崩に巻き込まれて行方が分からなくなった」と、同行していた登山者から県警に通報があった。県警ヘリ「はやて」が倒れている女性を発見し、病院に搬送したが死亡が確認された。女性の身元は浜松市のパート従業員(45)と判明した。死因は窒息死。

 捜索に当たった県消防防災航空隊によると、現場付近は雪が幅10〜15メートル、長さ約30メートルにわたり崩れ、周辺の木は倒されていたという。周辺は1メートル程度の積雪があった。

 県山岳連盟の古屋寿隆会長は、雪崩の原因について「気温の上昇で一度溶けた雪が凍り、その上に降った新雪が滑り落ちる『表層雪崩』が起きた可能性がある」との見方を示す。

 県警地域課は「気温の寒暖差が大きくなる春は雪崩が起きる危険性が高まる。暖かくなっても山の中は雪が残っており、登る場合は知識や経験、能力をよく自覚して十分な準備をしてほしい」と注意を呼び掛けている。

 (山梨日日新聞 2017年3月15日付)