更新日:2014年08月23日
南ア林道30日再開 地元観光業者ら安堵
 土砂崩れで通行止めになっていた、南アルプス登山の玄関口・広河原へ通じる南アルプス市芦安芦倉の「林道南アルプス線」について、県は22日、30日午前5時半に通行を再開すると発表した。地元観光業者からは安堵の声が聞かれた。

 県治山林道課によると、土砂崩れは7月8日、林道南アルプス線の夜叉神ゲートから広河原方面へ約6キロの地点で発生。落石の恐れがある土石の除去や崩落斜面約600平方メートルを補強材(モルタル)で固める作業を終え、現在は落石防止網の設置と路面補修をしている。

 今年は南アルプスが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録され、観光客増加が期待されていた。土砂崩れを受け、広河原へのルートは早川町側から向かう県道南アルプス公園線のみとなり、宿泊予約をキャンセルする登山客が相次いだ。

 芦安地区の旅館業者でつくる「はたごの会」の小林岩美会長は、「通行再開にはほっとした」と話す一方、「既に夏山シーズンは終盤。繁忙期の通行止めは大きな痛手になった」と振り返った。

 (山梨日日新聞 2014年8月23日付)